体力のない中小企業が採用すべき「ストックビジネス」、その意外な始め方とは? (3/4ページ)

新刊JP

小泉:ZOZOは(最近ユニクロと同じ製造小売業を目指していますが)基本的にはメーカーではなく、アパレルの小売業なのでAmazonと同じリテーラーモデルです。本書では「自社に合ったストックビジネスの見つけ方」の章でAmazonを「エリアトップ小売型」として紹介しています。ようは、特定エリア(商品カテゴリー・地域など)で規模や品揃えを活かして一番店を目指すビジネスです。そのカテゴリーの買い物客のリピート率が非常に高い小売業なのでストック性のあるビジネスです。アパレルの中ではZOZOはエリアトップ小売型としてストック性が高い仕組みをつくっていると思います。

――ストックビジネスで失敗をしてしまうケースもあるかと思います。たとえば、全く顧客が増えないなどがあげられると思いますが、そうした失敗ケースの共通点はどこにありますか?

小泉:これは本書の「失敗しないストックビジネス参入ノウハウ」に詳しく書いたのですが「多角化経営 3つの基本戦略」をしっかり実践できていない企業です。詳しくはぜひ書籍を読んでいただきたいですね。

簡単に言うと、ニッチ独占型ストックビジネスを上手く構築できていない企業、余剰資金を投資・M&Aサイクルで回せていない企業、ROIC(投下資本利益率)で事業の取捨選択ができていない企業です。

独占性の低い低収益ビジネス、投資・M&Aの失敗、数値による事業管理が徹底できていない企業がストックビジネスで失敗してしまう企業ですね。

――それではここで、投資・M&Aによるストックビジネスを始めようと考えている経営者、もしくは新規事業担当者に向けて、アドバイスや必要な考え方をご教示ください。

小泉:本書の「投資・M&Aによるストックビジネス多角化経営法」はストックビジネスの安定収益を、さらに事業ポートフォリオで複合的に多角化・リスク分散化させるという非常に盤石な「守りの経営」を構築する部分と、投資・M&Aで一気に社外リソースを獲得して参入・拡大する「攻めの経営」手法を併せ持つ、「堅守速攻」型の経営法です。

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