秋津壽男“どっち?”の健康学「40代から増える男性の更年期障害。ホルモン量検査や投薬治療の必要はあるか」 (1/3ページ)

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秋津壽男“どっち?”の健康学「40代から増える男性の更年期障害。ホルモン量検査や投薬治療の必要はあるか」

 ここ数年「やる気が起きない」と訴える40~50代の男性が増えています。仕事や家庭が引き金となり、活力が失われていく。いわゆる男性更年期障害です。ただ、閉経前後に急に具合が悪くなる女性と異なり、男性の更年期障害は非常にゆるやかです。

 これは性ホルモンの減少が原因で、女性は閉経などで急激に下がるケースが少なくないのですが、男性の場合、男性ホルモンの一種であるテストステロンが時間をかけて半減するので、長期間に及ぶ可能性があります。

 ではここで、今回のお題です。男性更年期障害かどうかを知るために、血中の男性ホルモン量や身体症状、精神症状、性機能などを調べ、薬で症状を抑える人も少なくないですが、こうした治療は受けるべきか、しないほうがいいか、どちらでしょう。

 そもそも、男性ホルモン量を調べることに、私は意味を感じません。なぜなら、男性ホルモンは誰でも加齢とともに減るわけで、ホルモン量が低くなるのは当然だからです。その結果を見たところで、気分的な落ち込みに拍車がかかるだけです。自然に下がっている数値を、わざわざ見る必要もないでしょう。

 ここで、簡単なテストをしてみましょう。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「40代から増える男性の更年期障害。ホルモン量検査や投薬治療の必要はあるか」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 4/18号“どっち?”の健康学秋津壽男男性ホルモン更年期障害社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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