ルマン24時間レースで日本メーカー初の優勝を果たしたマツダ・787B!ロータリーサウンドを聞ける2019年のイベントや走行予定は? (3/5ページ)

イキなクルマで

700馬力の4ローターR26B

まずはエンジンです。767と同様お4ローターエンジンを搭載した787ですが、767までの13J型式を一新し、R26Bという新型エンジンとして開発されました。

排気量は2600ccながら700馬力を誇るこのエンジンは、前身となった13J改改からアペックスシールの材質変更など、細部の見直しを徹底して行い、ポテンシャルとしては800馬力を出すことも可能と言われました。

しかし、実際にはその出力と24時間という長時間の耐久レースに耐えうるミッションの開発がネックとなり、700馬力にデチューンされたほどの、優秀なエンジンです。

カーボンブレーキの採用

引用:SCOOPNEST

また、見直しはエンジンだけではなく高出力のエンジン性能をいかんなく発揮するべく、200項目にも及ぶ見直しと改良が加えられました。

その一つがカーボンブレーキの採用です。マツダ787にブレーキシステムを提供したのは、世界的ブレーキシステムのメーカーである「ブレンボ」です。当時ブレンボは各社に対してブレーキの性能を最大限引き出すための空冷システムの搭載を要請していました。

というのもカーボンブレーキは制動性能については他の素材と比較して抜群の性能がありながら、その素材特性故に熱に対して脆弱であるという大きな欠点を抱えています。しかしマツダ・787はエンジンの冷却システムの開発で培った技術で、その問題をクリアします。

初優勝を果たしたルマン24時間レースの後にブレンボは公式見解として「マツダのみが、自分たちの求める最大の条件を満たしていた」と発表し、その冷却性能を高く評価しています。

コーナリング重視にリアカウルを変更

ルマン24時間レースのコース変更に伴い、マツダはこれまで直線でのスピードを優先して設計していた車両を、新たに新設されたシケインに対応すべく、コーナリング重視の設計に変更します。この設計の見直しによって生まれたのがマツダ・787Bです。

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