ルマン24時間レースで日本メーカー初の優勝を果たしたマツダ・787B!ロータリーサウンドを聞ける2019年のイベントや走行予定は? (4/5ページ)

イキなクルマで

これまでの空気抵抗を最大限抑制する構造のリアカウルをコーナー侵入時の安定性と立ち上がりのトラクションを重視した設計に変更し、コースに新たに設けられたシケインに対応しました。

■マツダ・787Bのルマン24時間レースでのライバル車両

さて、マツダ・787Bが初優勝を果たしたルマン24時間レースではそれまでも、世界中の自動車メーカーが自慢のコンセプトカーを持ち込み、凌ぎを削っていました。

中でもヨーロッパ勢は、自社の威信をかけてレース車両を開発し毎年のように新型車を発表していました。

ここでは、マツダ787Bが乗り越えなければならなかった世界の強豪たちについてもご紹介します。

メルセデスベンツ・C11

引用:ウィキペディア(Wikipedia)

言わずと知れたドイツの優、メルセデスベンツが誇る当時としては最高のレーシングカーです。

排気量5000ccのV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は当時の最高レベルを誇りました。また、開発に難航したものの、最終的にはカーボンモノコックのボディを完成させ軽量且つ高剛性なボディを体現していました。

メルセデスの本気がうかがえる逸話としては、レースで勝つことを最優先と考えた当時の担当者によって、最終的な車の調整や仕上げを、同じレーシング車両を製造しレースに参戦していたポルシェに委託していたことは有名な話です。

ジャガー・XJR-12

メルセデスベンツとは対照的に、耐久レースでの信頼性を優先し自然吸気の大型エンジンを採用したのがジャガーです。

12気筒の大型エンジンで低速から高速までのびやかに、しなやかに加速するこのエンジンを搭載したジャガー・XJR-12はルマン24時間レールやデイトナといった主要レースで、軒並み優勝を飾り一躍世界のトップに立ちます。

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