己龍、Zepp Tokyoで行った単独公演の中、7月にシングル『手纏ノ端無キガ如シ』と、新たな全国巡業「情緒纏綿」の開催を発表。千秋楽公演は、中野サンプラザ!! (4/5ページ)
日和が、武政が、光輝が頭を振り乱し奏でれば、観客たちも負けずと全力で頭を振り続けていた。「もっと、気狂った様を魅せてくれよ」、眞弥の煽りに続いて飛び出したのが『狂ィ』。眞弥に触発され、くるくるまわりながら嬉しく身悶える観客たち。さらに『鎮具破具』ては、左右に分かれた観客たちが演奏に合わせ入り乱れてゆく。4桁を越す観客たちが寄せては返す様は、観ていて壮観だ。准司と日和のリズム隊による攻めに徹した轟く演奏も刺激的だ。
「一筋の光の如く、貫け!!」。本編最後を飾ったのは、最新シングルの『閃光』。眞弥が、観客たちが手にした扇子を舞い踊らせ、華やかな歌へ誘われるまま、何時しかくしゃくしゃの笑顔で祭に興じていた。終始輝きと心の幸に満ちた宴を、今宵も己龍はこの空間に創りあげていった。
今宵の色鮮やかな演目へ、アンコールでさらに彩りを描き加えるように『情ノ華』が流れだした。心へ華やかな色を注ぎ込む演奏に心が嬉しく震え、想いが舞い上がる。「咲き誇るその様よ今何想う」と会場中の人たちが想いを一つに歌いだす。フロア中に咲く無数の手の花。その艶やかな空間をどす黒く塗りたくるように、己龍は逆ダイナンバー『婆娑羅』を突きつけ、フロアへ暴れ狂う様を描きだしていった。
『叫声』を通し会場中に創りあげた、魂を一つに声と拳を重ね合った光景。誰もが眞弥と共に歌いながら心の叫びを共鳴しあっていた。重なるその声へ触れるたびに嬉しくて想いが震えだす。そして、止めどなく喜びの涙が瞼を濡らしてゆく。その感覚か嬉しくて、喉を枯らすほど歌ってしまうんだ。最後に己龍は『春時雨』を奏で、次の季節に待っている新たな宴へ想いを馳せるように、華やかな想いの熱を繋げていった。
次の宴は、灼熱の夏が訪れる季節。その続きを、また楽しもうか。