川田将雅を下剋上覚醒させた「8つの導火線」(1)「川田ファースト」が不満で… (1/2ページ)

アサ芸プラス

川田将雅を下剋上覚醒させた「8つの導火線」(1)「川田ファースト」が不満で…

 騎乗馬は常に人気となり、とりあえずこの2人の馬券を買っておけばいい、とまで言われる。そんなルメールとデムーロの猛威に敢然と挑み、ケンカ遺恨を制して下剋上を果たした男──。令和の新リーディング騎手を奮い立たせた「8つの導火線」とは何か。

「今年はルメール(39)、デムーロ(40)の2強を抑えてリーディングを取るかも」

 まだ3分の1のレースが終わっただけなのに、競馬サークルからそんな声が聞こえてくるほど、川田将雅(33)が絶好調だ。重賞7勝を含む58勝で、2位のルメールに16勝差をつけてリーディングを独走(4月28日現在)。勝率(0.276)、連対率(0.462)も断トツだ。4月21日の京都・比良山特別で内側に斜行。4月27日から5月4日まで騎乗停止となったが、現在のペースを維持すれば、ルメールの3連覇阻止はきわめて現実的と言わざるをえない。

 この下剋上覚醒に恐れをなしたのが、デムーロだった。川田と同じエージェントと契約していたが、4月初め、他のエージェントに変更してしまったのだ。

「勝利数が川田のように伸びていかなかったからです。『どうして俺にもっといい馬を回してくれないのか』という不満によるもの。『川田ファースト』が嫌になったのと、焦りやイラだちもあったんでしょう」

 専門紙トラックマンがそう言うように、2番手の扱いで、川田の後塵を拝する屈辱。いわば川田の実力と勢いに屈服し、逃げ出した形なのだ。

 川田とデムーロといえば、思い出される「事件」がある。17年7月29日の小倉2R(未勝利・ダート1700メートル)。スタートして1コーナー内側に各馬が集まると、川田騎乗のミアグレイスがデムーロのブレイブウォリアーの進路を塞ぐ形に。ところがデムーロは進路確保のため激しく抵抗し、川田を肘打ちしたあげく、どなったのだ。よろける川田──。

「一歩間違えば大きな落馬事故につながる異常な行為だった。

「川田将雅を下剋上覚醒させた「8つの導火線」(1)「川田ファースト」が不満で…」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 5/16号M・デムーロC・ルメール川田将雅競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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