食料品だけじゃない! 国民イジメ「悪魔の値上げ商品リスト」 (2/3ページ)

日刊大衆

杉村氏は「これまで値下がりしてきたパソコンや携帯電話の価格も下げ止まりするでしょう」と話すが、実際、同ランクの後継機と比較すると、10万円以上も高くなっているパソコンやカメラが複数ある。

■エアコン商戦はドライバー不足

 もう一つ気になるのがエアコンだという。これから暑くなる時期、購入を検討している人も多いだろう。猛暑を記録した昨年夏、エアコンの出荷台数が統計開始以来、過去最高を記録した。その結果、ドライバー不足などもあって、購入したとしても、エアコンが購入者の自宅にすぐに届かない異常事態になっていた。

「そのため、例年だと6月に本格化するエアコン商戦が、すでに始まっています。しかも、ドライバー不足はいまだ解消されていません。さらに、取りつけの際に必要な配管ホースなどの部品が品薄の状況になっているんです。そのため取りつけ費用が上がり、それがエアコン本体の価格を押し上げる恐れがあります」(同)

 つまり、もしエアコンを買うのであれば、早いほうがいいというわけだ。

■消費税10%の増税で

 こうした深刻な事態の中、秋に消費税が8%から10%へ増税されるのだからたまったものではないが、“そのとき”に、増税2%分だけではない負担が生じる可能性がある。それが、「便乗値上げ」だ。これは、増税に便乗して値上げしてしまうというもの、2014年4月1日に消費税が5%から8%に増税された際も、そこかしこで見られた悪魔の所業なのである。

 経済アナリストの松原義和氏は、この秋に予想される便乗値上げについて、「その確率が最も高い業種の筆頭が外食産業」であるとして、こう続ける。「ご存じのように、スーパーなどで買う食料品やテイクアウトの食品が8%に据え置かれる一方、飲食店で食べた場合は増税分を負担することになります。従来からの人件費高騰などで店側が2%を負担するのは無理。各種調査でも消費税導入を機に値上げを検討しているという回答が6割以上に及んでいます。

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