食料品だけじゃない! 国民イジメ「悪魔の値上げ商品リスト」 (3/3ページ)

日刊大衆

前回の増税時には6割強もの店が便乗値上げしているんです」

 松原氏によると、過去に、『吉野家』の「牛丼並」は7%、『てんや』の「海鮮かき揚げ天丼」が10%、『すき家』の「とん汁からあげセット」は20%以上も値上げしたという。

「便乗値上げの“割合”のすごさでいえば、自動販売機の缶コーヒー。昔は100円でしたが、消費税のアップごとに10円ずつ値上げし、現在は130円。3割も上がっているわけです。110円にしたときは自動販売機では1円玉を扱えないからと言い訳していましたが、ここまでくると、ぼったくり。これまでの傾向からみると、今回の増税で140円になる可能性だってあります」(前同)

 自販機といえば、昨年10月に値上げしたばかりのタバコも便乗値上げが噂されているという。

 日用品でも進んでいる“実質値上げ”。しかも、一部メーカーは公表することなく内容量を減らしているから、気づかない人も多いはず。特に乳製品ではその流れが顕著で、多くの商品で内容量が著しく減少している。

■イトーヨーカ堂やイオンでカードを

 無慈悲な国民イジメ――生活は苦しくなる一方だが、そこで、大事になるのが賢い買い物術だ。そこで、誰でもすぐにできる2つの掟を公開しよう。

 まず一つ目の掟が、スーパー発行のカードを作ること。たとえば、イトーヨーカ堂は8のつく日(60歳以上が持てるシニアナナコなら15日、25日も)、イオンカードは毎月20日、30日に、多くの日用品の買い物代金が5%オフとなる。

 杉村氏は、増税後の便乗値上げ分を含めて国民が味わう値上げ感を「3%程度」とみているというが、この手を使えば、値上げ分を吸収できる計算だ。

■ネット通販『アマゾン』の定期便を利用

 2つ目の掟が、ネット通販『アマゾン』の定期便の利用だ。これは、数か月単位で定期的に商品を自動配送されるというサービス。対象商品であれば、日用品が最大で15%、割引される。しかも、一度登録すれば定期的に自宅に届くのだから、買い物する手間が省けるメリットもある。

 やりくりが苦しくなる一方の現代社会。日々の生活を直撃する値上げ地獄を乗り切り、なんとか賢くサバイバルしてほしい。

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