犯罪の厳罰化は本当に犯罪抑止につながるのか?アメリカの場合 (2/4ページ)

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Kira Hoffmann / Pixabay

・アメリカの刑務所が服役者に与える3つの効果

研究チームによれば、懲役刑は服役者に3つの効果を与えると考えられる。

 1つは「抑止」だ。服役者は、再び刑務所に戻る羽目になる行動を慎むだろう。

 2つめは「行動力の剥奪」。刑務所に閉じ込めらて、一般社会から隔離されている服役者が、世間で暴力的な行為を働くのは難しいだろう。

 そして、3つめが「更生」である。服役者は刑期中に心を入れ替え、出所してから同じような過ちを繰り返さなくなるかもしれない。

 無論、懲役刑によって、かえって将来の犯罪が助長されるという可能性もある。

 たとえば精神疾患が悪化して、それが犯罪につながるかもしれないし、犯罪者の集団のなかで暮らしたおかげで悪影響を受けるという恐れもある。

 では、データが実際に示していたのは、どのようなことだったのか?


・隔離による抑止力はある

 調べられたのは、服役および出所から1、3、5年後の逮捕歴と有罪判決の有無だ。

 2つの間には相当な違いがあった。
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