犯罪の厳罰化は本当に犯罪抑止につながるのか?アメリカの場合 (4/4ページ)

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・刑罰の厳罰化の是非

 なお、この研究には、いくつかの制限があることも忘れてはいけない。

 たとえばミシガン州では産業が停滞しており、住人に十分な機会が与えられていない。このせいで、ほかの州とはまた違った状況になっているのかもしれない。

 あるいは出所のタイミングが服役中の態度に影響を受けている可能性もある。つまり、より暴力的な傾向にある服役者は、5年では出所しておらず、今回の統計データに反映されていないかもしれない。

 それでも、刑務所という制度を改めて考えてみる機会にはなるはずだ。

 アメリカ以外にも犯罪の厳罰化を重んじている国はある。果たしてそれは本当に再犯の抑止効果を発揮しているのであろうか?

 逆に北欧諸国のように犯罪者の更生を主眼に置いた刑務所制度もある。その後の犯罪抑止という点では更生に重きを置いた方が効果的という研究結果もある。
 
 この研究は『Nature Human Behavior』に掲載された。

References:Does being tough on crime actually deter crime? | Ars Technica
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