見城徹がヤバい:ロマン優光連載135 (3/7ページ)

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他にもっと気になることがあるのもあります。

 私が気になっているのは、津原さんに対しては嘘つきよばわりしたあげくに、関係ない実売数まで持ち出して侮辱するという高圧的な行為に出たのに関わらず、花村さんには、花村さん大好き、花村さんに嫌われてたなんて自分が悪いんです、みたいな内容のツイートをしたところです。見ようによっては花村さんに媚を売っているようにも見えますな。
 花村さんのツイートの内容を整理してみます。

(1)見城さんは過去に小説を最後の部分しか読まないと言っていた。
(2)見城さんは作家に手紙を書いて誉め称えて歓心を得るのを得意としているが、実際は最後しか読んでないので信用しちゃダメ!
(3)見城さんはパワハラが好き。

 大雑把に言うとこんな感じです。津原さんは幻冬舎という会社に対して発言したわけですが、花村さんは見城さん個人について言及しています。内容的には津原さんの発言より、よっぽど手厳しいものがあると思います。出版人としての見城さんを全否定しているような内容だからです。
 にもかかわらず、見城さんは花村さんに怒った様子も見せなければ、それが事実かどうか争うこともしない、逆に機嫌をとろうとするようなツイートをしています。津原さんに対する態度とは大違いです。見城さんの中では、津原さんは売れてない作家なので下に見ていい、花村さんは売れてる作家で味方も多く本人も強面なので下手に出るというような考えがあるように、はたからは見えてしまいます。弱そうな相手には威圧的に、強そうな相手には媚びてみせるような感じに思われても仕方ないですよね。
 たとえ見城さんが本当に小説は最後しか読まないとしても、「自分はそれで作品の良し悪しがわかる、その証拠に幻冬舎でヒット作が沢山出ている、何が悪い!」という主張をすればいいだけですよね。それが悪いことだと本気で思ってないなら。作家に手紙を書いて作品を誉め称え相手の懐に入るということをやってきた以上、それを認めることができないのかもしれませんね。作品の最後しか読まないで誉めるなんて失礼な行為ですからね。相手に知られたら怒りをかって当たり前です。それがわかってるから言えないのかもしれません。

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