貴景勝「令和初の新大関を決めたのは!」独占インタビュー〔前編〕 (1/3ページ)
「大関取り」がかかった大相撲春場所で、10勝5敗。直近の3場所の勝ち星を34勝とし、場所後に大関昇進を決めた貴景勝。22歳、若き角界スターに肉迫!(取材・文/武田葉月 ノンフィクションライター)
――新大関を決めて参加した約1か月の春巡業。これまでとは違う立場ということで疲れもあったのでは?
貴景勝(以下=貴)おかげさまで、どこの土地でも盛況で、たくさんのお客さまに来ていただきましたから、「疲れた」なんて言っていられません。巡業中の稽古は、基礎運動が中心の日、土俵で目いっぱい稽古をする日など、その日の体調と相談しながらメニューを決めています。だから、ドーッと疲れが出ることもなくて、“多少”くらいかな。
大関になったことで、待遇面は変わりました。支度部屋が大関だけの個室のこともあるし(通常は三役以下はワンフロアが多い)、(宿泊する)ホテルの部屋なんかも、これまでとは違うみたい。周りは変わったけど、自分は変わりたくないですね。ただ、こういう立場を目指して、これまで必死に稽古してきたわけで、その目標がようやく叶った。「やってきて、よかった!」という気持ちでしょうか。
――春場所では前半戦で御嶽海、玉鷲に敗れたものの、その後は連勝。後半戦は横綱・白鵬、大関・豪栄道に敗れて、大関昇進に黄信号が灯りましたね。
貴「しょうもないな」という感じでしたね。後半は大関・横綱戦ですから、前半で星をあげておきたいと思っていたのに、5日目が終わった段階で3勝2敗。もう「大関は無理だ」と思いました。「今場所は勉強だ」と切り替えて、自分の相撲を取り切ろうと思ったら調子も上がってきました。