小沢一郎いよいよ本格再始動「令和再編」 (2/3ページ)
年配の3派閥の会長を呼びつけ、総裁の資質を問い質した構図に政界は震撼した」(前出・自民党関係者)
その後、経世会内の主導権争いを繰り広げた末、自民党を飛び出した小沢氏は細川護熙政権、さらに民主党政権を樹立した。
「新生『国民民主党』は最新世論調査で支持率0.9%と低い。自民党内には『小沢は過去の人』との声もあるが、執行部は最高レベルの警戒をしている」(同)
ポイントの2つ目は潤沢な軍資金だ。
「国民民主党は170億円もの政党資金を持っている。それを小沢氏が一手に握り、操るのは間違いない」(政治部記者)
3つ目は組織力。
「国民民主党は約7万7000人の党員・サポーター、約750人の地方議員を抱えている。これまでの国民民主党はカネと組織はあるが、有効に動かす戦略家がいなかった。小沢氏は軍師として裏で采配を振るうことになるでしょう」(同)
三種の神器を得た小沢氏は今後どう動くのか。
「複数の戦略を同時に描き、進めるのが小沢戦法です。まずは大阪で大躍進した維新、とりわけ橋下徹前大阪市長との関係を重要視している。昨年11月に橋下氏と小沢氏は都内のフランス料理店で極秘会食している。この時は立憲民主党(枝野幸男代表)が野党合流に二の足を踏むなら、国民民主党と自由党のみで橋下氏を党首に担ぎ上げる新党構想も出た。橋下氏は改憲で安倍首相に協力する姿勢を見せているが、小沢氏は橋下氏と組む新党の流れを諦めていない。橋下氏も安倍政権と小沢氏の間で心は揺れている」(小沢氏側近)
次は石破茂元幹事長の動き。
「石破氏は安倍首相から完全に疎外されているうえ、石崎徹議員が派閥を離脱するなど“兵量攻め”に遭っている。前回の総裁選で支援した竹下派の竹下亘会長は体調不良、吉田博美・参院幹事長は政界引退と、自民党内で石破氏を取り巻く環境は四面楚歌状態。となると、衆参ダブル選で自民党が大敗したら“石破の乱”が現実味を帯びてくる。つまり、小沢主導の安倍内閣不信任案に石破派が賛成に回り、一気に安倍倒閣に追い込む算段です」(同)
さらなるカードは北朝鮮。
「安倍政権は衆参ダブル選挙必勝案として、トランプ大統領にすがり金正恩委員長との電撃会談を水面下で画策中といわれる。