時を止めていただと?まばたきをしている一瞬の間、脳が時間を止めることが判明(イスラエル研究) (3/5ページ)

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・瞬きをしている長さが主観的時間の長さに影響を与える

その結果判明したのは、視覚的課題の最中されたぱちっという瞬きが主観的な時間の感覚に影響を与えているということだ。

 被験者が白い円を見つめている間に瞬きをしていた場合、白い円の表示時間が短めに評価されたのである。

 さらに、瞬きで目をつぶっている時間が長いほど、それだけ円の表示時間が過小評価されることもわかった。

 ランダウ氏らが記しているように、「客観的な感覚入力の喪失時間と主観的時間の喪失とには比例関係」があった。

 すなわち、感覚情報の入力は主観的な時間感覚の形成に中心的な役割を果たしているということの裏付け、と解釈することができる。

 なお、瞬きで情報が途絶えることのない聴覚的課題に取り組んだグループでは、瞬きがノイズが流れている時間の判断に影響するようなことはなかった。
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