飼い猫は家の中と外で態度が違う。猫たちにカメラを設置し4年間追跡調査した結果、意外な事実が見えてきた(英研究) (2/4ページ)
外では、猫はいったいどんなふうに行動しているのか」という疑問を持ったハック博士は、猫の行動をより理解するため、もっと多くの猫を追跡してみようと思った。
・16匹の猫にカメラをつけて本格調査を開始
実際には最初、21匹の猫にカメラの装着を試みた。しかし、そのうちの5匹はカメラのついた猫を互いに追いかけまわしたり、カメラを傷つけて首から取り外してしまった。そこで、カメラを受け入れてくれた16匹のみを対象に研究を行うことにした。
研究に使用された動画の一部が公開されている。
Snippet: Cats wearing cameras
・飼い猫は自分のテリトリーにそれほどこだわっていない
ある猫は、外をうろついている最中に他の猫の姿を見つけると、近寄って鼻に触れ合い、小さいが長々と声を出している。すると間もなく、目の前の猫は追い立てられたように姿を消した。
別の猫も、とりあえず近付いて鼻に触れあっているような仕草をした。中には、目の前から立ち去った猫の後を追った行為が、結果的に喧嘩の種をまいた形になり、唸り声を上げながら攻撃し合う猫もいた。
しかし、必ずしも喧嘩が勃発するというわけではない。
ほんの少しの距離を置き、相手を見つめながら様子を探り合うというようなケースが多く見られたようだ。
これらの行動から分析すると、「猫は自分のテリトリーには厳しい」という見解には、一般的な誤解があることがわかった。
更に、普段猫は犬と比較して何かと怠惰に思われがちだが、実は敏感で、外では警戒心を鋭く行動していることがわかる。ハック博士によると、猫は外では時に30分以上も周囲を注意深く見回す行為をしていたそうだ。