ある「地下アイドル」の告白(3)ファンとの距離が近いフリーアイドル (3/3ページ)

Asagei Biz

他のバイトも試してみたんですが、どうしても芸能界のことが頭から離れなくて…芸能活動以外は続かないと思っています。『地下アイドル』に対する疑問ですか? それは自覚しています。ちゃんと審査された子が活動した方が夢がつながるのじゃないかって。地下は地下で変なことされて終わることもあるし、今はアイドル好きがプロデューサーをすることも多く、ド素人のおじさんが女の子を集めて、変な物販のやり方をしてニュースになったこともありました。ファンとアイドルがラップ越しにチューするとか。特典会ってアイドルにとってとんでもないストレスなんですが、そういったことが分からない素人がやるからそういう問題が出てきちゃうんだろうし、やはりアイドルは厳選してやった方が一番理想なんじゃないかと思っています」


 ちなみにこの日の売り上げは、撮影会参加費や撮影代金など、わずか数時間で約10万円。やはり商売としてはボロい。
 
「ただ、ファンの人数が特定の人間に限定されるので広がりはなく、焼き畑農業的にファンを獲得していくしかない。彼らの懐具合がそのままマーケット規模になるんですが、いくら湯水のようにお金を使うと言っても、給料日前にはお金がないなど彼らにも彼らの生活がありますからね。だからこちらが売り上げが少ないからイベントをやりたいからと言って、頻繁に行うわけにもいかず、その辺りの匙加減が難しい。ほんと、変な世界ですよ」(元担当マネージャー)

(猫間滋)

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