「メン・イン・ブラック」シリーズの元になった都市伝説ってどんな話? (2/7ページ)

学生の窓口

――いやにはっきりしていますね。

皆神先生 1947年は「UFO神話」にとって重要な年です 。まず「ケネス・アーノルド事件」※2がこの年に起こっています。この事件で「Flying Saucer(フライングソーサー:空飛ぶ円盤)」という言葉が誕生しました。

UFOが墜落したといわれる「ロズウェル事件」※3もこの年ですね。そして、メン・イン・ブラックは同年に起こった「モーリー島事件」の際に登場し、ここから一般に知られるようになっていきます 。

――「モーリー島事件」はどんな事件だったのでしょうか?

皆神先生 アメリカのワシントン州タコマ湾近くにモーリー島という島があります。1947年6月21日の午後2時ごろに、湾岸パトロールだったハロルド・ダールは15歳の息子とイヌを乗せてモーリー島付近を航行していたのですが、ドーナツ形の奇妙な物体が6機飛んでいるのを目撃します。

そのうちの1機が不安定な飛行で、降下してきた1機と接触。衝撃音と共に黒い岩のような物体と箔(はく)のような物体を吐き出しました。この物体のせいで船の一部は壊れ、息子がけがを負います。なぜか無線が通じなかったため、ダールはタコマに戻り、フレッド・リー・クリスマンという上司に報告。息子を病院に連れていったという事件です。

上司のクリスマンは最初はその話を信じませんでしたが、自分でモーリー島に行ってみたところ、ダールの言う物体が大量にあった上に自分もその飛行物体を目撃したため、話を信じるようになったそうです 。

――スゴイじゃないですか! わくわくしますね。

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