首を冷やせば人のアクビがうつらない!?アクビと首の体温の関係(米研究)

カラパイア

首を冷やせば人のアクビがうつらない!?アクビと首の体温の関係(米研究)
首を冷やせば人のアクビがうつらない!?アクビと首の体温の関係(米研究)

fizkes/iStock

 アクビは多くの人に見られる体の反応だ。そのメカニズムは完全には解明されていないが、人のアクビが伝染することは確かなようだ。

 だが、ある方法を使うと人のアクビがうつらなくなるという。

 アクビと首の体温は密接に関係しており、首の体温を低下させることでアクビがうつるのを防ぐことができるというのだ。

 それでは詳しく見ていこう。
・あくびは脳を冷却する

 そもそも人はなぜあくびをするのか?

 眠いときに出る? 確かに。退屈なとき? それもある。

 だが、それが何のためかということについては諸説あるが、専門家の多くは、脳を冷却するためではないかと考えている。

・性的な意味もあった、あくびが出る理由。そしてあくびがうつる理由(米研究) : カラパイア

 その「あくび脳冷却仮説」によれば、それが自発的なものであって、他人のあくびを見て思わず自分もしてしまったような場合であっても、あくびは頭蓋骨の中の温度を最適に維持するためのものだという。

iStock-622183560_e
AntonioGuillem/iStock

・首を冷やすとあくびが移らない

 アメリカ・ニューヨーク州立大学のアンドリュー・C・ギャラップ氏らは、この仮説を検証するために、被験者の首を走る頸動脈を5分ほど温めたり冷やしたりして、間接的に脳の温度を操作するという実験を行なった。

 そのとき、被験者はあくびをしている人が映っている短い動画を見せられていたのだが、首を冷やしたときでは、温めたときに比べて、あくびが伝染する頻度が落ちたのだ。
 
 この結果について、「あくびは脳を冷却するためという仮説の新しい証拠です」とギャラップ氏は話す。

 なお、首をきちんと温めた場合とぬるく温めた場合で、あくびが出る頻度に大きな違いは生じなかった。

 これについては、あくびが補助的な冷却システムであることや、あくびが出る温度の閾値のようなものがあり、ぬるく温めた場合ではそれを超えない、といったことが原因として考えられるようだ。

neck-3739667_640_e
MARK D / Pixabay

・季節とあくび

 ギャラップ氏は以前、あくびの頻度が季節の気温に応じて変化するという、あくび脳冷却仮説の正しさを裏付ける別の証拠も発見している。

 その研究によれば、他人のあくびを見て思わず自分もあくびをしてしまうかどうかは、20度程度の気温に境目があるのだそうだ。

 ということで人のアクビがうつりそうになったら首を冷やせばいい。とは言えいつ何時人からアクビが繰り出されるかは予測不能なので、常に首を冷やしていなければならないってことなら、冬場はきっついな。

 この研究は『Physiology & Behavior』に掲載された。

References:Manipulating neck temperature can reduce contagious yawning in humans, study finds/ written by hiroching / edited by parumo
「首を冷やせば人のアクビがうつらない!?アクビと首の体温の関係(米研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る