幕末時代、カネ目当てで浪士組に入った「偽志士」コンビの末路とは? (2/4ページ)

Japaaan

その中に雑じっていたのが今回の主人公である神戸六郎(こうべ ろくろう)と岡田周造(おかだ しゅうぞう)。その生い立ちや浪士組に参加する前の経歴は不詳ですが、その後の行状から察するところ、まっとうに働いて暮らしを立てていたとは考えにくく、江戸近辺でぶらぶらとその日暮らしをしていたのでしょう。

そこへ浪士組の話が舞い込み、報酬目当てで参加したまではよいものの、いざ京都に着いてみると、浪士組の発起人である清河八郎(きよかわ はちろう)が、何やら不穏なことをのたまいます。

清河八郎。Wikipediaより。

「これから諸君らには、尊皇攘夷の魁(さきがけ)として江戸に向かってもらう」

それを聞いた浪士たちの動揺は想像に難くありませんが、「だったら最初から江戸に居りゃあよかったじゃないか!」……六郎も周造も、多分そう憤ったことでしょう。これではとんだ骨折り損です。

しかし、清河にしてみれば将軍警護という大義名分と、わざわざ上洛して見せるというパフォーマンスがなければ、幕府から軍資金を騙し盗れないと考えたのかも知れません。

この決定に不服を唱え、京都に残留した近藤勇(こんどう いさみ)や芹沢鴨(せりざわ かも)らが後に新選組(しんせんぐみ)を結成、大活躍するのは有名ですが、ともあれ話は六郎と周造。

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