なぜ日本のマンガ(漫画)が世界中で愛されているのか? (3/4ページ)

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 また『マトリックス』(1999年)に至っては、製作者自身が『攻殻機動隊』(1995年)のサイバースペースの描き方を参考にしたと認めている。マンガは世界各地に広まり、現在はその歴史の新しい章の幕開けと言えるだろう。

 シリアの難民キャンプでは『キャプテン翼』のアラビア語版が配られ、ケニアのマサイ族の少女を描いた『Miseyieki』といった海外発のマンガも登場するようになった。

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Takahashi Yoichi (b. 1960), Captain Tsubasa, 1981–88. c Yoichi Takahashi/SHUEISHA.


・世界がマンガを愛する理由

 世界がマンガに恋に落ちたその物語はきわめて劇的なものだ。なぜなら、かつてマンガはマイナーな日本的サブカルチャーで、国際的な趣味にはそぐわないものとされていた時期があったからだ。

 当時、多くの西洋人がパラパラとページをめくる日本人の姿を不思議がっていたのも事実だ。また、日本国外でマンガを手に入れることも難しかった。

 それどころか国際的なメディアは一部のマンガを取り上げ「ヘンタイ」についての記事を書き、その評判を貶めた。

 だがインターネットが状況を変えた。人々は「ヘンタイ」はマンガを表す言葉などではなく、マンガ自体には、人間社会のさまざな側面を描き出す力があるということに気がついた。

 大きな胸と大きな目をした女の子は、ただの始まりに過ぎない。
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