美空ひばり「不死鳥お嬢伝説」離婚、酒、抜群の歌唱力…いま明かされる新事実! (2/6ページ)

日刊大衆

これは、「三人娘」として同時期に活躍した江利チエミが高倉健と、雪村いづみが外国人と結婚し、独身は自分だけとなったことも影響していたようだ。「小林さんが居場所を知らせていないにもかかわらず、滞在先や一見で入ったクラブにまで、ひばりさんから“ダーリン”と電話がかかってきたとか」(前同)

 だが、スター同士の結婚は、うまくいかなかった。わずか2年で破局。離婚時は20代後半だったひばりに以後、新しい恋の噂は聞かれなかった。「大物すぎて、誰も恋愛対象として見られなかったのでは」(スポーツ紙記者)

 それはビッグスターの宿命だ。寂しさを埋めるためか、酒に依存しがちになり、頻繁に自宅に人を招いた。「中村メイコさんのほかに、小林旭さんをめぐる因縁もある浅丘ルリ子さんとも親しかったですね」(前同)

 江利チエミ、雪村いづみとの友情もあった。本誌連載『満天の夢』でもおなじみ、伝説のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」の経営者・山本信太郎氏は振り返る。「あるとき、ひばりさんが店に来てくれたことがあったんです。その日は雪村いづみさんのショーが予定されていたんですね」

 旧友への表敬訪問は、アポなしだったようだ。「ところが、雪村さんは体調が悪く、ショーを早めに切り上げ、すでに帰宅していたんです。ひばりさんは残念がりながらも、急遽ステージで歌ってくれることになりまして」(前同)

 選曲が粋だった。自分の曲ではなく、江利チエミの『テネシーワルツ』や、ジャズのスタンダード曲を数曲チョイスしたのだ。雪村いづみの代わりに、美空ひばりが、江利チエミの曲を歌う……。その晩、たまたまニューラテンクォーターに足を運んだ幸運な客のみが堪能できた至高のステージだった。

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