若者はなぜさっさと辞める? 「やってらんねー」を生む世代間ギャップ2.0 (3/4ページ)

新刊JP

彼らにとっての仕事は、上意下達でやらされるものではなく、それぞれが能力を発揮して助け合うプロジェクトです。

トップの号令でがむしゃらに働いた昭和が『巨人の星』型なら、平成は修行で強敵を打ち倒す『ドラゴンボール』型、そして令和は仲間と助け合う『ONE PIECE』型とでも言えるでしょうか。

そんな彼らに、組織への帰属意識を強く持ってもらうのは、簡単ではありません。それこそ『ONE PIECE』の主人公、ルフィのように、 明確なビジョンを掲げて、強烈な仲間意識を共有できるリーダーが必要なのかもしれません。

■残業のコスパ、飲み会のコスパ、出世のコスパ

表紙

デフレの真っ只中で育った若者は無駄が大嫌い。彼らがとにかく気にするのがコストパフォーマンス。いわゆるコスパです。

日用品は百円ショップ、洋服はファストファッション、自動車はシェア、音楽は聴き放題サービス。最低限の価格で機能を果たせば十分。価格比較サイトで口コミやレビューも山ほど読めます。
逆に「なんで高いお金を出してそんなものを買ったの?」と思われることは屈辱。コスパはもはや、若者にとって強迫観念と化しています。

コスパの概念は当然、仕事にも適用されます。飲み会のコスパ、残業のコスパ、出世のコスパ、なんでもコスパです。

「やたら残業して40万円稼ぐより、定時帰りで20万円」
「叱られまくって40万円稼ぐより、叱られないで20万円」

欲望を刺激するより、コスパに訴えたほうが若者の心は動きます。

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