「自己否定」してしまう人に共通する5つの特徴 (5/5ページ)
・自分が傷つき、苦しんでいることをありのままに認識する
・今ある苦難は誰しも経験することだと捉え、孤独感を和らげる
・大事な親友が同じ状況であったらこうする、というような温かな声がけや対処を自身に対して行う
今回は、具体的なテクニックのひとつ、「コンフォート・ジェスチャー」を紹介します。
「胸に手を当てて、深呼吸する」「自分自身を包むようにハグする」「片手で片手を優しくなでる」
など、ストレスや困難を感じた際に、自分の気持ちが落ち着くような、前もって決めておいたジェスチャーをするだけです。
自己否定をしてしまう人にとって、自分に思いやりの心を持って接することは、最初は違和感が強いかもしれませんが、一度試してみてください。
私自身はストレスを感じたときはもちろん、寝る前にも、胸とお腹に両手の平を当てながら呼吸法を使っています。自身の体に触れることで癒される感覚が心地よいですよ。
すべては自分自身で変えていける
否定的な養育環境や挫折体験が自己否定を強める原因にはなりますが、すべての人がそうならないことも事実です。
一般的にはマイナスに感じられることを糧にして、むやみに自己否定することなく、自分らしく生きている人もいます(もちろん、その過程には苦悩もあったと思いますが)。
私自身も過去にはいろいろなことがあり、数年前まで「現状維持の人生を送れればそれでいい」と多くのことを諦めていました。
「人はどんな体験も活かすことができるし、いつからでも変わっていける」
と、今は心から思っています。
すべては自身で「選べること」「変えていけること」です。
前述の自己否定を軽減させるヒント。
これらは行動してみて初めて本当の理解が得られるものです。
いくら頭の中でこうなりたいとイメージしても、行動することでしか現実のあなたやその環境に変化はもたらされません。
まずはひとつのヒントから試してみてください。スモールステップならぬ、ベビーステップで、わずかでいいので変化を起こしてほしいです。
行動の先にはきっと、自己否定していたあなたを懐かしく思う、笑顔に満ちたあなたがいるはずです。
(精神科医さくら)
※画像はイメージです