「何度も死のうと思った」 働き詰めのサラリーマンはいかにしてうつから抜け出したのか(後編) (2/4ページ)

新刊JP

実はブログは自分の本を出すことを目的で始めたんです。そこで色々な体験や情報を発信していたら、今回光文社さんからお話をいただきまして、自分のスピリチュアルな経験を小説しようということになりました。

――同じような寓話形式の本としては『夢をかなえるゾウ』というベストセラーがありますが、タイトルも物語も通じるな、と。

SHINGO:実際意識はしていますし、モチーフにさせていただきました(笑)。神様みたいな存在がダメ男を育てていくというコンセプトは一緒ですし、タイトルについても『夢をかなえるゾウ』って多くの人が覚えていると思うんですね。自己啓発書っぽく『龍が教えてくれた11の知恵』というようなタイトルでも良かったんですけど、覚えにくいじゃないですか。なんとかして本を届けたいというところで、プライドを捨ててでも、という想いはありました。

――本書には龍のコハクがマサユキに「11の龍の知恵」を授けます。最初の「ポンコツになれ」という言葉はすごく大切というか、「自分はできる」と思うことが逆にストレスになって思いつめちゃったりするじゃないですか。

SHINGO:龍が見えていた前後くらいで、いろんな霊能者に話を聞きに行ったことがあったのですが、必ず「今の君は頭を使いすぎだ」と言われるんですよ。「考えるな、感じろ」じゃないですけど、繊細なメッセージをキャッチできる態勢が整っていなかったんです。だから、まずは自分をポンコツな状態に置くことで感受性を豊かにするというか、そういう体の使い方を覚えていきました。

実際ポンコツのほうが面白いことがたくさん起こるんです。神社ツアーを開催しているんですけど、参加者はみんな知っている人だし、ちゃんとできなくても許してくれるだろうということで、あまり行程を細かく決めずに行ったんですね。そしたらいろいろなシンクロニシティが起きて。道を間違えたら知られていないスピリチュアルなスポットに達したり、ミステリアスで楽しい会になりました。逆にちゃんとツアーをやろうとすると「SHINGOさん、今日はあまり面白くなかった」と言われるんですよね。

「ポンコツになる」ということは、神様と同調するということだと思います。

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