阪神・藤浪晋太郎と楽天・オコエ瑠偉「仰天トレード」浮上 (1/3ページ)

週刊実話

阪神・藤浪晋太郎と楽天・オコエ瑠偉「仰天トレード」浮上

 昨年、最下位に終わった楽天と阪神が、サプライズの“日本シリーズ対決”へ向けて蜜月関係を強めている。過去、「闘将」こと故・星野仙一氏は両球団で監督を務め、阪神・矢野監督はその教え子。しかも仙台に本部を置く東北福祉大の出身と、縁は深い。

 その両球団が画策するのが、二軍でくすぶる“未来のエース”と“韋駄天外野手”の仰天トレード。仕掛け人は、あの石井GMだ。

 開幕前の下馬評を覆してパ・リーグは楽天が首位、セ・リーグでも阪神が首位巨人に2差の3位に付けている(6月25日現在)。両球団とも昨年は屈辱の最下位だっただけに、前例のないビリチーム同士の“日本シリーズ対決”へ向けて鞭を入れ始めた。

 とりわけ阪神は今年のオールスター戦ファン投票の中間発表で12球団トップの5人(西勇輝、ジョンソン、梅野隆太郎、大山悠輔、近本光司)が選ばれ、士気が上昇中。そんな中、矢野燿大監督(50)が腐心しているのが、入団1年目から3年続けて2桁勝利しながら、精神的なストレスで制球を乱し、ここ3年は7、3、5勝に終わっている藤浪晋太郎投手(25)の再生だ。

 昨季は9月29日の中日戦で2年ぶりに完封勝利を上げるなど復調の兆しを見せたが、一方で四死球を乱発。キャンプでもサイドスローを試すなど試行錯誤が続き、オープン戦でも思うようなピッチングができず、今季は開幕から二軍スタート。くすぶったままだ。

「原因は自信喪失です。2012年のドラフト1位は当たり年で、藤浪は大谷翔平や菅野智之と同期入団でした。大阪桐蔭高の3年時には史上7校目の春夏制覇を果たし、最速153キロの直球を武器に準決勝、決勝で完封。それが今や、大谷は二刀流でMLBのスター選手。菅野も巨人の絶対的エースとなり、年俸はかつての佐々木主浩と並ぶ日本人選手トップタイの6億5000万円。『虎ファンに申し訳ない、チームを支えなくては』という重圧がイップスとなって表れているのです。そこで球団は、水面下で非公式にトレードの可能性を探っています。いったん旅に出し、環境を変えることが本人のためになるという判断でしょう」(阪神OBの野球解説者)

 そんな情報をキャッチし、素早く動いたのが、楽天の石井一久GM(45)だ。

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