石原さとみ『Heaven?ご苦楽レストラン』得意の高飛車キャラに巻き込まれる快感 (2/3ページ)

日刊大衆

 まずオーナーの尻ぬぐいをさせられる伊賀を演じるのが、福士蒼汰なのだが、連続テレビ小説あまちゃん』(NHK)の“ずぶん先輩”でも、素晴らしい振り回されキャラを演じていた。このドラマでも、クールなポーカーフェイスをおおいに歪ませてほしいところである。

 そしてもう一人のキーマンである志尊淳は、天然キャラの川合太一を演じる。彼が2.5番手にいる安心感たるや。有能な小姓キャラを確立しつつある志尊は、どんなストーリーでも柔らかく受けて面白く回す。現在24歳、この年齢にしてすごい包容力を持つ俳優である。

 このドラマは、1999年から2003年まで『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載されていた、佐々木倫子の人気漫画が原作。佐々木倫子の漫画はHTB開局50周年ドラマとして『チャンネルはそのまま!』が2019年2月にドラマ化され、好評を博したところだ。

■石原さとみが『校閲ガール』以上にやりたい放題

 佐々木倫子が描く主人公に共通しているのは、「実力よりやる気と自信が上回る」だ。『チャンネルはそのまま!』の主人公、雪丸花子も、「バカ枠」でテレビ局に合格しながら、知識のなさ経験のなさをパワーに変え、おおらかさを武器に個性を発揮していく。その姿は見ていてヒヤヒヤもするが、私たちが忘れていた“能天気の勝利”を思い出させてくれる。難しく考えず、やれば何かが変わるのだ、と。

『Heaven?』の主人公、黒須仮名子もやりたいようにやり、従業員を平気でトラブルに巻き込んでいく。実際にいれば大迷惑な無責任オーナーだ。しかし、常に空気を読むことを求められる時代だからこそ、このぐらい好き放題な主人公に爽快さを覚えるのかもしれない。

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