子どもへのお金の教育、まず何から始めればいいの? 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】 (2/2ページ)

新刊JP

お金の教育をする目的は、楽に生きていくため? などと短絡的に考えていた私。お金について学ぶとは、自立のための重要な第一歩で、それこそ親の一番大切な役割と強くお話する菅井さんの言葉が印象的でした。

子どもの大学卒業をゴールに子育てしている人は多いと思います。ですが、学歴だけ良くても、社会で生きていける力が伴わないこともあります。自立できるようにと育てることによって、自分で社会を生きのびる力を身につけることができるのだそうです。

すぐに実践できそうなこととしては、子どものおこづかい! 定額おこづかい制にしているのは大問題。これは終身雇用の考え方と一緒だと菅井さんは述べます。
家庭の中でも“ビジネス”と同じ感覚でやるといいと言い、なぜそのお金が必要なのか、その金額は価値に見合っているのかなどなど、身近なモノでお金の使い方を考えることが、マネー教育の基本なのだそうです。

私も、子どもたちともっとマネーについて、考えていきたいと思いました。インターネットラジオ「本が好きっ!」を聞き、ぜひ本書を読んでみてください。すぐにできる、参考になるアイデアがたくさん詰まっているはずです。

【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】
ブックナビゲーター・鬼頭あゆみによる書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。
オーディオブック配信サービス・audiobook.jpにて無料配信中。一覧はこちらから

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