ゲスの極み!鬼畜の所業!平貞盛が自分の孫を殺そうとした理由がエゴすぎる【下編】 (3/4ページ)
馬上の判官代を狙う左衛門尉たち(イメージ)。
「ぎゃあっ!」
矢を射た下手人(左衛門尉)は闇の奥へと消えていき、医師や弟子たちは判官代を見捨てて逃げ出し、無事に京の都に帰り着くことができたそうです。
「どっちにしても死ぬんですから……」……さて、素知らぬ顔で帰ってきた左衛門尉は「確かに馬上の医師を射殺し申した。護衛についていた判官代も、その内に戻りましょう」と貞盛に報告しました。
しかし、いつまで経っても帰って来ない判官代を不審に思った貞盛が家来たちに探させたところ、山中で胸を射抜かれて死んでいる判官代を発見。お気に入りの判官代を失って、貞盛は左衛門尉を責め立てます。
「そなたは何ゆえ判官代を射殺したか!」
しかし左衛門尉はいけしゃあしゃあと答えます。
「畏れながら父上、それがしは確かに馬上におった者を射殺し申した」
「たとえ馬上におろうと、医師と判官代の見分けくらいついたろうが!」
(……計画通り)内心でほくそ笑む左衛門尉(イメージ)。。
「いえいえ、誰そ彼(たそがれ。