「気持ちをわかって」は逆効果。自分勝手だなと彼が感じるとき (2/3ページ)
彼が新しい職場に慣れるために一生懸命なのはわかります。けれどそのために恋人の自分をほったらかしてしまうのは、少し誠意がないと感じたのです。彼が職場にいなくなり、どれだけ自分がさみしいと思っているのか、彼はそのことに気づかないのだろうか。悲しくなったRさんは翌日、「私の気持ちもわかってほしい」とだけ、再度メッセージを送りました。
すると彼から夜に返信がきたのですが、Rさんはそれを読んでがくぜんとしました。「僕の気持ちもわかってほしい」とだけ書かれていたからです。
おそろいの名刺入れを持って、離れていてもお互いのことを忘れないようにと望んでいたにも関わらず、彼の気持ちはどんどん離れていってしまったのでしょうか。冷たい彼の態度に、もうダメなのかもしれない、とRさんは深く落ち込んでしまったのです。
■彼に何を求めているのかを考えてみましょう
Rさんは彼になぜ「自分勝手」と言われてしまったのでしょうか。
それはRさんの望みを、忙しい彼にかなえてもらおうとしたからなのです。新しい環境でがんばる彼は、今が大切な時期だということは、同じ会社に勤めるRさんならある程度は理解できるはず。それなのにRさんは今まで通りの交際の熱量を、彼に求めてしまったのです。距離が離れてしまうのだから、その分をメッセージや通話の量でおぎなってほしかったのです。
けれど彼目線で考えれば、あらたに覚えなくてはならないことが多く、自宅でも作業することがある多忙な状況のなかで、今までのようにRさんとやりとりはできません。それなのにRさんはそんな状況の彼をいたわるどころか、「毎日返信をして」と彼に要求してしまったうえに、「さみしい」などと彼女の気持ちを押しつけてきたのです。
こうやって彼の立場で想像すれば、Rさんが彼に「自分勝手だ」と言われてしまったのも、わかる気がします。
◇彼は仕事で忙しかっただけなのに……
Rさんは「私はこんなにさみしいのに、あなたはさみしくないの?」と彼に訴え続けていました。けれど彼はさみしいなどと感じる余裕もないほどに仕事で大変だったのです。