たった一人で織田軍を足止めした歴戦の武者・笠井肥後守高利の壮絶な最期【後編】 (1/6ページ)
これまでのあらすじ
前回までの記事はこちら
たった一人で織田軍を足止めした歴戦の武者・笠井肥後守高利の壮絶な最期【前編】 たった一人で織田軍を足止めした歴戦の武者・笠井肥後守高利の壮絶な最期【中編】親子二代にわたり甲斐の戦国大名・武田氏に仕えて数々の武勲を立ててきた笠井肥後守高利(かさい ひごのかみたかとし)。
高野山持明院蔵「武田勝頼公肖像」、Wikipediaより。
時は天正三1575年5月21日、長篠の合戦で大敗した主君・勝頼公を死地より逃がすため、追撃してきた織田方の猛将・滝川左近将監彦右衛門一益(たきがわさこんのしょうげん ひこゑもんかずます)の軍勢に、たった一人で敢然と立ち向かいます。