成層圏に粒子を散布して地球温暖化を防ぐプロジェクトにビル・ゲイツが出資 (1/3ページ)
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かつて陰謀論でこんな話もあったようだが、これは違う。現実の話だ。
ハーバード大学の科学者は今、噴火の寒冷作用を再現するという世界初の太陽地球工学的実験に乗り出そうとしている。その一環として、プロジェクトの倫理・環境・地政学的な影響を検討する外部諮問機関の設置が発表された。
ネイチャー誌によると、7月29日にカリフォルニア戦略的成長評議会の理事であるルイス・ベズワース氏が諮問委員会の委員長に就任すると発表された。またほかに地球科学や環境・気候関連法政策の専門家7名がメンバーに加わる。
かつて陰謀論でささやかれていたことが現実になろうとしているのだ。
・SCoPEx――炭酸カルシウムのカーテン
「成層圏制御摂動実験(Stratospheric Controlled Perturbation Experiment/SCoPEx)」と呼ばれるこの実験は、炭酸カルシウム粒子を地球上空に散布し、火山灰が太陽光をさえぎり寒冷化させる作用を再現しようというものだ。
実験自体は昨年に発表されたもの。そのときの予定通りに進んでいるのであれば、2019年前半に300万ドル(約3億円)を投じた第一フェイズが開始。米国南西部ニューメキシコ州上空20キロまで気球2つを上昇させる実験が行われる。
気球が所定の位置についたら、2キロの袋に入った炭酸カルシウムを散布。その後、粒子が拡散する様子を気球に搭載されたセンサーで観察する。