夏休みの宿題で悩む子どもたちの救世主に!? 小学5年生の書いた読書感想文がすごいと話題の本 (1/2ページ)
やっかいな夏休みの宿題の代表格として挙げられる読書感想文。夏休み終了までのカウントダウンがぼちぼち始まっていますが、お子さん、お孫さんが、まだ終わっていないという方はこの本を手渡してみてはいかがでしょうか。
『のび太という生きかた』(横山泰行著、アスコム刊)は、10年前に、逗子開成中学・高等学校の中学二年生がこの本を題材に書いた読書感想文が「スゴイ」と話題に。それがきっかけで、この本で多くのお子さんが読書感想文を書くようになり、30万部を越えるベストセラーになりました。
そして、多くの読書感想文の中でも話題となっているのが、出版社であるアスコムの公式サイトに掲載されている惜陰小学校5年生(当時)の山本昴さんが書いたものです。
●負け犬と思っていたのび太は実は勝ち組『のび太という生きかた』の中で著者は、のび太というと、いつもジャイアンやスネ夫にからかわれているし、テストの点数も散々。人生の負け犬のようなイメージがついていますが、勝ち組であると言っています。
「ダメ人間の代表のようなイメージのあるのび太の生きかたを、反面教師として描いた本かと思った」
と、感想文の冒頭で述べている山本さんは、この本を読んでのび太が勝ち組であることに納得。そして、のび太は人として大切なものを持っているのに、マイナスイメージが強いのは、
「自然体でかっこつけないのび太だからこそ、ダメな自分もさらけ出し、無理せず、自分らしく生きているからなのかもしれない」
と独自の解釈を述べています。
●のび太が夢をかなえるためのコツを教えてくれるさらに、
「しずちゃんとの幸せな結こん生活をイメージ出来るようになったから、のび太は辛い毎日にも関わらず、くじける事なく、日々を送る事が出来るのだ」
との著者の考えに共感。