結婚に焦る優香の話#夢みるOLの終わらない恋のはじめかた (3/7ページ)

ハウコレ

体調は大丈夫?」シャワールームから出てきた井浦新は、髪の毛が水に濡れている姿もサマになっている。「大丈夫です! あの・・・、昨日はありがとうございました! 本当に楽しかったです!」優香は答える。「そんな固く言わないでよ。僕も楽しかったよ。」井浦新の眩しいほどの優しい笑顔に優香は朝から興奮しっぱなしだ。

ああ、昨日は夢のような時間だった・・・。あんなに気持ちが良いセックスをしたのはいつぶりだろうか。昨日が私の処女喪失にしたいくらい最高の夜だった。優香は興奮が止まらない。昨日の服のままだと恥ずかしいでしょ?という井浦新の粋な気遣いで朝からタクシーで自宅まで送ってくれた。ワンナイト後に下り電車に乗ってカップルや家族連れを見たときの後悔モードもなく、夢心地で帰宅した。



女子会にピッタリなレストラン

「で、あの後のことをみんな報告してもらおうか?」と、唯一持ち帰られなかった真希は説教風な演技をしているが、顔は笑っている。あれから一週間が経ち、今日は女子会だ。前回のコリドーでのイイ思いをしたので、今回も横丁系ではなく、ちょっとおしゃれな丸の内イタリアンバルにした。

「まあセックスは普通かな。でも終わった後に、俺寝てるから好きなとき帰って良いよとか言いだしてさ。呆れてもう連絡取ってない。」エリは知的眼鏡の家に流れ込んだがハズレだったようだ。「うーん、なんか勝手にすぐイっちゃって微妙だったんだよね。」顔が可愛くモテる美波は、男のセックスに厳しい。「2人は微妙だったのか。まあ結局ワンチャン狙いだったわけだし、しょうがないか。」自分だけ美味しい思いができなかった真希は少し安心しているようにも見える。



「で、優香は? どうだったわけ?」尋問の大トリは優香だ。あの夜4人の中での一番人気は井浦新。なによりルックスがダントツ良かった。そんな男性に持ち帰られた優香はあの夜の勝者ポジションであったのである。

「悪いけどもう、本っ当に良かったよ。想像通り良い体してんだわ。

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