植物怖いシリーズ。食べるな危険!油断するとひどい目に遭う10の猛毒植物 (9/9ページ)
しかし、まだ赤みを帯びていない、20センチにも満たない白い若いものなら、柔らかくなるまで煮て(少なくとも2度は水を変えること)から食べることもできる。味はアスパラガスにも似て美味だ。
19世紀のアメリカでは、関節炎の治療に使うチンキ剤に使われていたことがあり、大勢のアメリカ人が命を落とした。
・10. ジギタリス(Digitalis)
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「キツネノテブクロ(狐の手袋)」という可愛らしい和名にもかかわらず、西洋では不吉なイメージがあるらしく、「死者の鐘」「魔女の指抜き」「血のついた男の指」といった呼ばれ方をする。
地中海沿岸を中心に、中央アジア、北アフリカ、ヨーロッパに20種ほどが分布。一般に花は紫色だが、黄色、ピンク、白のものもある。
美しく、丈夫であることから観賞用に人気だが、全体に強い毒性があり、少しでも口にしようものなら命取りになるので注意が必要だ。
強力なステロイドを含んでおり、強心剤などとして使われていたこともある。しかし服用量を誤れば、死が待ち受けている。
しかも厄介なことに、薬効を得るために必要な容量と致死量がきわめて近い。
うっかり食べてしまえば、吐気・嘔吐、めまい・頭痛、下痢といった症状が現れ、致死量であれば、痙攣や心停止に至る。
References:Field and streamなど / written by hiroching / edited by usagi