彼氏がほしくてもできないとき「あなたにできること」
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恋愛コラム
彼氏がほしくて友だちに紹介をお願いしても、誰も紹介してくれないとき、どうするべきなのか?
あるいは紹介された人と何回か、LINEのやりとりをしても、いまいちピンとこなくて「なんかちがう」と思って、フェードアウトする、というのが続いた場合、どうすべきなのか?
今回はこういうテーマについて、一緒に考えてみたいと思います。
ここではまず、彼氏がほしくてもできない時期を、ひとつの「休憩の時間」と捉えます。恋愛にしろ結婚にしろ、およそ相手があることは「縁」や「タイミング」に左右されますね。
縁がないとき、タイミングが合わないときというのは、いわゆる「端境期(はざかいき)」。
端境期というのは、簡単にいえば「商品がないとき」です。たとえばお米であれば、夏くらいがこの端境期にあたります。夏を過ぎれば、収穫されたばかりの新しいお米がある、夏前は去年とれたお米がある、夏に在庫が少なくなる、これを端境期と呼びます。
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おそらく多くの人にとって、「出会いの端境期」は、あまりいい時期だとは思えないのかもしれないですね。
絶えず、とは言わないまでも、それなりにつねに出会いに恵まれ、恋愛のパートナーに恵まれ、愛する誰かと「このご飯、おいしいね」とか「今日は会社でこんなことがあってさあ」などと語り合いながら人生を過ごしたい、というのが、多くの人が希望していることでしょう。
でも「ないときは、ない」。どんなに「ほしい」と願ったところで、縁とかタイミングなどという、およそ神様がコントロールしているのではないか(あるいは神様がコントロールしそこなっているのではないか)としか思えないようなことは、
恵まれるときはなにもしなくても恵まれるし、なにをしても恵まれないときは恵まれない。
でも、少し「恵まれやすくなる」ために、わたしたちにできることはきっと、あります。
それは、出会いに恵まれない時間を「準備期間」と捉える、ということ。縁が向かない時期を、じぶんでじぶんにガッカリしつつ暮らすのではなく、「次の新しい出会いを呼び寄せるための準備期間」と捉えます。
すると、たとえば断捨離をすすめる人がいます。元カレの思い出や、元カレからもらったもののなかで、今や不要になったものを捨てなさい、と教える人がいます。あるいはもっと広く「人生の断捨離」をすすめる人がいます。
過去に固執している(過去につながれている)心を解き放つことの重要性を説く人がいます。どちらも「古いものを捨てて、新しいものが入ってくるスペースをあけなさい、つまり準備をしなさい」と言っています。
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昼がすぐに夜にならないように、あるいは夜がすぐに朝にならないように、恋愛にだってあいまいな時間が必要なはずなんです。夜は、東雲(しののめ)とか、曙(あけぼの)など、いわば中途半端な時間を経て穏やかに明けてゆきます。
彼氏などまったくほしくなく、恋愛なんてしたくないと考えている時期を、夜とするなら、彼氏がほしいけどできない時期は、東雲であり曙の時間帯です。
中途半端な時間がないと夜は明けない、という事実から確実に言えることは、準備をしつつ待っていると、やがてあなたにも彼氏ができるということです。(ひとみしょう/文筆家)
(ハウコレ編集部)