プロが教える「人生100年時代」を健康に生きるコツ (3/4ページ)
その他、日本人の死因のトップ3であるがん、心臓病、脳卒中に罹患しないための食事、生活習慣を心がけることも重要だ。意外と知られていないのが、誤嚥性肺炎への備えだ。
「誤嚥性肺炎は後期高齢者に多い病気です。食べ物を咀嚼する力や飲み込む(嚥下する)力が衰えるために発症しますが、これを防ぐトレーニングがあります。“パピプペポ”のパ行を、大きく口に出して1日30回唱えるんです。パ行の発音で使う筋肉は、咀嚼や飲み込むときに使う筋肉と共通していますので効果がありますよ」(医療関係者)
■医者選びのコツ
年を取ると病院にかかることが多くなるため、よい医者を見つけるのも重要だ。新潟大学名誉教授で、『医者とクスリの選び方』(アスコム)などの著書もある医師の岡田正彦氏が言う。
「担当医がコロコロ代わる大学病院に行くより、近所のクリニックの中から、親身に相談に乗ってくれる主治医(かかりつけ医)を選んでください。よい主治医が見つけられたら、健康長寿でいられる確率がグッと上がりますよ。100歳まで生きるなら、病院選びより、医者選びのほうがはるかに重要です」
岡田氏が挙げる「よい主治医」の見つけ方は表に掲載してあるので、ぜひ、実践してみてほしい。
表
前出の志賀院長は、早くから自宅をバリアフリーにすることを推奨する。「人生100年時代は、40代くらいからバリアフリーの生活を考えるべきです。欲を言えば、一戸建てなら階段がない平屋がいいですが、それは住宅事情から難しいでしょう。ならば、思い切ってエレベーターをつけるのがよいでしょう。というのも、高齢者になると家庭内の転倒事故が非常に多いからです。夜間の飲酒時に自宅で転倒して大腿骨を骨折。あるいは脳梗塞に至る……。こうした事故が、老化を早めている現状がありますね」
エレベーターは難しいにしても、退職金などで、バリアフリーにリフォームしてみてはいかがだろうか。