「相手に会う自分になる」恋愛と、「私に合う相手を探す」恋愛の違い

ハウコレ

「相手に会う自分になる」恋愛と、「私に合う相手を探す」恋愛の違い



恋愛相談でよく聞かれる質問の一つに「私にはどんな人が合うと思いますか?」という質問があります。僕はこの質問に対して必ず「あなた自身はどんな人に合う人だと思いますか?」という質問を返します。

僕の知る限り「自分に相応しい相手を探す」恋愛をしている人で、そのあと幸せな関係を築いている人はいません。なぜなのか、そこには明確な根拠があります。

■なんのための恋愛なのか?

なんのために恋愛をするのか?

その目的は人それぞれですが、全員に共通しているのは「今よりも幸せになりたい」ということではないかと思います。不幸になるためにわざわざ恋愛する人はいないですよね?

より幸せになりたい、ということを願うのであれば、「自分にふさわしい相手を探す」恋愛をすることはお勧めできません。デメリットが多いからです。

■「自分に相応しい相手を探す」恋愛のデメリット

・考え方が自分中心になりやすい婚活でも合コンでもいいですが、自分に相応しい相手を探している時は、目の前の人を「合う合わないか」でジャッジするようになり、新しい出会いを自分の物差しだけで判断するようになりがちです。

そうなると出会いの全てが、損か得か・ありかなしかの二元論になってしまい、非常に自分勝手なマインドに支配されてしまうのです。客観的に見れば「何様ですか?」という話ですので、あなたに対する周囲の反応も悪くなります。

・挫折しやすい自分にぴったりの人は、確かに世界中くまなく探したら見つかるかもしれないですが、もしその人が死んだらアウトですし、自分にぴったりの人が現れなければ自分が輝けないという、ある種の依存を生み出します。

「〇〇さえあれば、理想の自分になれる」という条件付きのマインドは、翻って「〇〇がないと、理想の自分になれない」というマインドを形成してしまうのです。

そうなると、条件が揃わないと頑張れない人が出来上がり、自分を幸せにすることに挫折することになるのです。

・同じ失敗を繰り返しやすい例えば過去の恋愛での失敗を、「あの人は私にふさわしくない人だった」という理由だけで片付けてしまうと、自分の改善に目が向かないので次の恋愛でまた同じ失敗を繰り返してしまいます。

自分が幸せになる理由を外部に依存しているため、うまくいかない理由も外部のせいにしてしまう。そうなると、本人にその恋愛を通しての人間的な成長が生まれないのです。

■「相手に相応しい自分になる」恋愛のメリット

では逆に、「自分自身が、相手に合う人になる」恋はどうでしょう。

・考え方が相手中心になりやすい相手に相応しい自分になろうとしている時は、目の前の人に対して自分が何をギフトできる人間であるかを考えています。

そうなると全ての出会いが「自分を成長させてくれる出会い」になりますし、お付き合いが始まった後も、さらに二人の関係性が磨かれて行きます。

・挫折しにくい本当の幸せは、自分を幸せにしてくれる人と出会うことではなく、自分が幸せにしたいと思える人と出会うことと、その人を幸せにしていくことによって得られるので、終わりがないのです。

それゆえ「どうしたらもっと相手に貢献できるか」を考えているので、挫折するしないの話になりません。

・同じ失敗を繰り返さない仮に意中の人と別れてしまったとしても、その理由の全てを「自分が相手に何をしてあげられなかったからこうなったのか?」で考えるので、一つの恋愛を通じて確実にレベルアップすることができます。

そうすれば前回よりも今回、今回よりも次回は、より幸せな関係性を築ける恋愛ができるように間違いなくなります。

■自分のための恋愛から卒業しよう

恋愛はもちろん、自分が幸せになるためにするわけですが、そのためにはまず自分が誰かを幸せにしないといけません。常にギフトが先、リターンは後なのです。

自分に相応しい人を探す恋愛は、自分のための恋愛、相手に相応しい自分になる恋愛は、相手のための恋愛です。

どちらの方がより幸せな恋愛ができそうか、一目瞭然だと思います。このマインドの違いが、恋愛における天と地との差を生み、幸せになる人とそうでない人の差を生んでいるのです。(川口美樹/ライター)

(ハウコレ編集部)

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