「寂しがりで彼にベッタリな彼女」の方が、そのうち彼に飽きるんです (2/2ページ)
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だけど、皮肉なことに、こういう彼はつまらないんです。いつも。
いつの時代も、優しくて、自分の言うことをなんでも叶えてくれて、いつでも構ってくれる彼というのは、ドキドキしないんです。それは、なんとなくわかりますよね?
でも、これはその彼が悪いわけじゃありません。彼がもともと、そういう刺激がなくて、イエスマンで、つまらない男なんじゃありません。
むしろ彼をつまらなくしてるのは、この彼女の愛し方です。この”寂しガール”が、彼を”つまらなボーイ”(うまくダジャレにできませんでした)に仕立て上げている張本人です。恋とは不思議なもので、やっぱり、自分が好きな人に対して願うことが思い通りにならない。両想いになりたいのに、片想い。話したいのに、話せない。連絡がとりたいのに、とれない。会いたいのに、会えない。そういう自分にとっては辛くてどうしようもない時間を過ごすことで、少しずつ、そしていつのまにか育って行くものなんですよね。彼のことを思い通りにしすぎる彼女には、この(とても辛いんだけど)貴重な時間が欠けてしまっています。
「とにかく人肌が恋しい」みたいな感情って、だいたいは、失恋の痛みを埋めて欲しいとか、そういう時間によって解決できる原因のせいなので、しばらく経つと徐々に癒えてきます。そうなったときに、「とにかく人肌が恋しい」時期を乗り越えて、やっとちゃんと彼のことを見つめることができるようになったときに、ふと彼のことを見て思うんです。「この彼、つまんなくないか?」って。
「彼氏を育てる」とか「ダメ彼氏にしてしまう女子の特徴」とかよく言うけど、それよりもまず、自分自身の彼の愛し方しだいで、相手に対する愛情の大きさにもかなり違いが出てくることもあるんです。
寂しがりな彼女。そのわがままさのデメリットは、「彼を困らせてしまう」なんて些細なものじゃなく、もっと大切な、ずっと誰かを好きでい続けるために必要な要素を失くしてしまっているというところにあるのかもしれません。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)