科学と非科学、西洋医学と東洋医学、それぞれのバランス (3/4ページ)
■科学・医学側からの理解
ほとんどの人は病院で最期を迎える。病院は現代における「幽事(かくりごと)」の世界である。入院中の患者にとって窓の向こうに広がる日常世界は二度と戻れないかもしれない孤独に苛まれる。神秘的な東洋医学や、スピリチュアルな世界に頼りたくなるのは当然だ。彼らにとっては科学も非科学もない。
科学・医学側がそうしたものを排除しようとすればするほど、追い詰められた患者は「非科学」に目を向け、そこに悪徳業者らによる落とし穴が開いている危険がある。
科学・医学側は西洋医学を核とした上で、東洋的なもの、スピリチュアル的なことにも一定の理解・評価をし、患者には信頼できるルートを提供してあげることだ。そうしたことで、悲劇をなくせるし、治癒の確率を上げることにもなるだろう。
■より良いバランス
2019年9月21日現在、復旧が大幅に遅れている千葉県の大規模停電の惨状は、我々がいかに電力に依存しているか痛感させられた。昨今では自然破壊や核開発、臓器移植など人間を「モノ」として捉える見方への疑問など、科学の暴走、科学偏重主義に対する反省からの批判が高まっている。さりとて冷蔵庫やエアコン、パソコン、スマホを捨てられるはずもない。我々は科学と非科学とのより良いバランスを考えていくべきではないか。