かつての金星は温暖な気候と水があり、生命が居住できる環境だった可能性が示唆される(米研究) (4/4ページ)
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・「ヴィーナスゾーン」に位置する太陽系外惑星にも居住できる?
これについてウェイ博士は、
膨大なガスが大気に放出された金星では “何か” が起きて岩に再吸収されなくなった。地球でも大規模なガス放出の事例が知られている。
たとえば、大量絶滅と関係があるとされている5億年前に起きたシベリア・トラップの形成だ。だが、金星ほどの規模ではなかったようだ。金星は完全に変化させられてしまった。
金星の歴史と進化を詳しく解明するには、もっとミッションを重ねねばならないだろう。
私たちのモデルでは、金星はかつて居住可能だったのに劇的に変化して、今のような姿に変わってしまったという線が現実的であることを示している
とコメントしている。
この研究結果は「ヴィーナスゾーン(Venus Zone)」と呼ばれる位置に存在する太陽系外惑星であっても、液体の水と温暖な気候が期待できるということにもつながるだろう。
地球外生命の探索範囲は、今後ますます広がっていくのかもしれない。
References:Phys.orgなど / written by hiroching / edited by usagi