池袋ラブホ殺人 大東大生が密室で凶行に及んだ闇 (2/3ページ)
女性は、東京・江東区に住む無職の高木なおこさん(仮名=36)だった。
「少し前までは派遣会社に登録して、事務員として会社勤めをしていたようです。しかし、ここ最近は体調を崩していて、ご家族が心配なさっていました」(高木家を知る女性)
精神的にも不安定になっていたという高木さんは、家族に携帯電話の回線を止められ、外部との接触を断たれていた。
「ところが、高木さんはWi−Fiを使ってネットに接続。ツイッターなどで外部の人間と連絡を取り合っていたようです」(前出・社会部記者)
事件が動いたのは18日。警視庁が、防犯カメラのリレー捜査などで、埼玉県入間市に住む大東文化大学文学部4年の北島瑞樹容疑者(22)にたどり着き、殺人の疑いで逮捕したのである。
「家宅捜索の結果、現場から持ち去った高木さんの携帯電話などの所持品を押収。布団圧縮袋や結束に使われたビニール紐なども、犯行の10日ほど前に北島が都内の量販店で購入したことが分かっています」(同)
事件当日、北島容疑者は夏休み最後の日で、13日から授業は再開されたが姿を見せず、16日から出席していた。大学では日本文学を学んでおり、授業にも真面目に出席。取得単位の不足もなく、就職活動にも熱心に取り組んでいたという。
両親とともに長年住んでいるマンションの住民は、容疑者の印象をこう話す。
「小さい頃からおとなしい子で、親の言うことをよくきく子でした。親に勧められてピアノを習っていましたね。最近も、お父さんと一緒に車で買い物に行っている姿を見かけましたよ」
北島容疑者は演劇にも熱心に取り組んでいた。昨年4月に大学公認の劇団に入団。今年3月には別の劇団に移籍し、演出、脚本、役者をこなしていたという。
「163センチと小柄で老け顔なので『きたじぃ』というあだ名で呼ばれていました。どちらかといえば周りからいじられるタイプで、殺人事件を起こすなんて信じられない」(大学の同級生)
北島容疑者はおおむね容疑を認めているが、被害者から「殺してくれ」と依頼された“嘱託殺人”だったと主張している。
「被害者とは8月半ば頃からツイッターのダイレクトメールでやり取りをするようになり、『事件当日に初めて会った』と供述している。