その場で餌を食べようとせず、ビニール袋に入れたエサだけを持ち帰る野良猫。そこには我が子を思う母猫の愛が。 (1/3ページ)
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例え自分がどうなろうとも、我が子を守りたいという強い思い。それを貫き続ける固い意志。我々人間は、無償の愛の形を動物から教えられてハッとする。
野良猫を世話している保護団体のスタッフは、一匹の野良猫の風変わりな行動に気付いた。
その猫は、皿の上にエサをのせて与えられても見向きもせず、ビニール袋に入れられたエサだけを貰うと、どこかへと去って行くのだ。
毎回、野良猫たちの餌場にきては同じ行動を繰り返す。決してそこにあるエサを食べようとはしないその猫を不思議に思ったスタッフは、こっそり後をつけてみることにした。
すると...その行動にはちゃんと理由があったのだ。
A Heartwarming Tale Of This Mother Cat Always Carrying A Bag Of Food
・ビニール袋に入ったエサのみを受け取る野良猫
野良猫の保護活動を行っている韓国の団体は、地域の野良猫たちを一旦捕獲して、健康診断、ワクチン接種や避妊手術などを行い、望まれない繁殖による不幸な猫を減らすTNR活動や、保護した猫の里親を探すなどの活動を行っている。
ある場所で、団体スタッフが見守る中、野良猫たちにエサが与えられていた。多くの猫たちは、皿にのったエサを逃げることなく食べている。
しかし、ドンスクと名付けられた一匹の猫だけは違った。皿にのせたエサを全く食べようとしないのだ。
そこでスタッフがビニール袋にエサを入れてやると、それをどこかへと持ち運んで行った。その後毎回ドンスクはそうするようになったという。