「彼の大事な表情」も、スマホを見てると見逃してしまうかもしれない (1/2ページ)
「目で見たものだけがリアル」こんな考え方って、どうでしょう。
いろんな解釈があるとは思いますが、少なくとも、大切なものを見落としてしまったとき、それは決して、「なかったこと」にはならないんだと思います。
例えばデートでスマホを触っているとき、恋人が見せたある大切な表情を見落としてしまうかもしれませんが、これはもちろん、なかったことにはなりません。
相手にとってはたしかに「あった」のに、それに気付かず、「あった」ことすら知らないまま、自分だけが過ごしていくのでしょう。
「彼女がスマホをめっちゃ触る人で、ごはん食べてるときとかも家にいるときもだいたいスマホ片手に持ってて、もう癖なんだと思うから、半分諦めてるけど、でも、俺は目の前でスマホの画面に夢中になってる彼女を見ながら、すっげー冷めた目をしてると思うよ。諦めてるけど、受け入れてるわけでもないからね」(フリーランス/23才/男性)
それが癖になってる人は、それはそれで慣れてしまって、スマホを見ながら返事したり普通に会話とかできると思うんですけど、ただ、好きな人から自分に対して向けられている視線。これには、気がついていないと思うんです。
「目は口ほどに・・・・・・」とか言いますけど、会話はまず、目と目。極端な話、好きな人同士なら、目だけでも十分に心の会話ができるわけですよね。スマホは、その大事な目の会話を奪います。しかもおまけに、彼から降り注がれるのは愛情のこもった目線ではなく、悲しい目線。
「どうして俺といるのに、俺を見てくれないのかな・・・・・・」そんなふうに思わせてしまっているのにもかかわらず、そのことに気付くことすらできていない「スマホ眺めタイム」は、まさに失われた時間。
デートしてるのに、デートしてない時間なのかもしれません。
「スマホ触りすぎて彼氏に怒られちゃって、なるべく見ないようにした。