スコットランドで「親が子供を叩くのは全面禁止」の法案が可決される。賛否両論の声 (1/6ページ)

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スコットランドで「親が子供を叩くのは全面禁止」の法案が可決される。賛否両論の声
スコットランドで「親が子供を叩くのは全面禁止」の法案が可決される。賛否両論の声

Image by MachineHeadz/iStock

 英国北部のスコットランド議会は、16歳未満の子供たちを大人同様に暴行から保護するため、「親によるどんな体罰も犯罪行為として禁じる」法案を、賛成多数で可決した。

 つまり、今後スコットランドでは、親が躾のために子供を叩く“スマッキング(smacking)”と呼ばれる行為が犯罪とみなされることになる。

 これにより、スコットランドは英国(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)内でこの行為が全面禁止された初のカントリーとなった。 
・躾のために親が子供を叩く行為が全面禁止に

 これまでのスコットランドの法律では、イングランドやウェールズ、北アイルランド同様、大人に対する全ての身体的攻撃は「暴行」として扱われ、犯罪の対象となっていたが、子供に対しては同様の保護が法的に認められていなかった。

 そのため、親やそれに代わる保護者らは、“合理的な”物理的力を使い、子供を躾けることが許可されてきた。

 しかし、10月3日にエディンバラのホリールードにて、子供へのスマッキング(smacking)を全面禁止にする法案が可決された。

 スマッキングとは平手打ちのことで、相手を叩く際に用いられる言葉だ。

 親が、子供への躾としてお尻や頭、足など体の一部をピシャリと叩く行為が、今後スコットランドでは犯罪とみなされ、親は躾として子供を叩いても犯罪者になり得るということだ。
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