名医・博士の健康術 ★今週のテーマ「米麹甘酒」 (1/3ページ)

週刊実話

名医・博士の健康術 ★今週のテーマ「米麹甘酒」

 「米麹甘酒」1日200mlを数回に分けて摂取するだけでOK!“米麹甘酒”は、飲む「点滴&降圧剤」だ!!

 甘酒は日本の伝統的な飲料の一種で、『日本書紀』に記述があるほど歴史が古い。栄養価が高いことから、海外では「ジャパニーズヨーグルト」とも呼ばれる。

 甘酒には、酒粕から作る「酒粕甘酒」と、米に米麹(蒸した米を発酵させて麹菌を繁殖させたもの)を加えて発酵させた「米麹甘酒」があるが、イシハラクリニックの副院長で、診療のほか、メディア出演や執筆でも活躍する石原新菜先生は、「健康効果が高いのは米麹甘酒のほう」と断言する。

「どちらも食物繊維やたんぱく質が豊富ですが、酒粕甘酒は砂糖やアルコールも含まれているのでカロリーが高めで、大人しか飲むことができません。これに対し、米麹と水だけで作った米麹甘酒は、砂糖が入っていないのでカロリーが低く、アルコールも入っていないので、お子さんでも飲むことができます。さらに、疲労回復に効果的なビタミンB群、体力増強に効果のあるアミノ酸が吸収されやすいという特性から、米麹甘酒は『飲む点滴』ともいわれています」(石原先生)

血圧を下げる
米麹甘酒
 そして、米麹から作られた甘酒には、血圧を下げる効用もある。
「米麹甘酒には、アミノ酸がいくつも結合した『ペプチド』という成分が含まれており、血圧上昇の要因となる『アンジオテンシン変換酵素(ACE)』という悪い酵素の働きを抑制する作用があります。高血圧の患者さんが服用する降圧剤には、ACEをブロックする成分が含まれているものも多いので、米麹甘酒は『飲む降圧剤』ともいえます」(石原先生)

 また、米麹甘酒には抗酸化作用がある「ポリフェノール」も含まれている。抗酸化作用には、さまざまな病気や体の不調の原因とされる物質や活性酸素を抑制する働きがあるので、米麹甘酒を飲むことでアンチエイジングや美白、しみ・そばかすの予防なども期待できる。他にも、腸内環境を整える植物性乳酸菌や、人の消化酵素では消化することのできない食物繊維も含まれているので、米麹甘酒は便秘の予防にも役立つ。

 ちなみに、健康食品として知られる玄米で作る甘酒には、玄米の胚芽に含まれる「ガンマ−オリザノール」という成分が含まれている。

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