名医・博士の健康術 ★今週のテーマ「米麹甘酒」 (2/3ページ)
高血糖を改善し、脳に働きかけて食事の嗜好を和食に変える作用があるので、高いダイエット効果も期待できる。
★飲む量は1日200ml程度
健康効果が高い米麹甘酒だが、ブドウ糖が多く含まれているので一度にたくさん飲むと血糖値を急激に上げてしまう。そのため、飲む量は1日200ml程度と決めておき、朝から複数回に分けて飲むとよい。
次に飲み方だが、善玉菌などの米麹に含まれる栄養成分は、元が50〜60度で発酵して作ったものなので、それ以上の熱で温めると健康効果が薄れてしまう。そのため、甘酒の善玉菌効果を高めたいのであれば「未加熱(生)」のものを選び、温めて飲むときも60度ぐらいまでにしておこう。
「米麹甘酒は米麹から手作りする方法もありますが、酒造メーカーや醸造メーカーなどが製造する市販のものを購入したほうがお手軽です」(石原先生)
米麹甘酒はそのまま飲んでもいいが、しょうがやココア、豆乳などで割って飲むと、降圧以外の健康効果も得られる。
「しょうがには『ジンゲロール』などの辛味成分が含まれていますが、甘酒にしょうがを加えることで、甘酒に含まれるペプチドとの相乗効果で血圧が上がりにくくなります。さらに、米麹甘酒に皮つきのすりおろししょうがを加えると、手や足の末端にある血管を拡げ、血流を促して体が温まる効果が期待できます。水分や老廃物の排出状況もよくなるので、冷えやむくみの解消にもなります」(石原先生)
しょうがは市販の粉末状のものでも、適量をすりおろしたものでもOKだ。60度を目安にして飲めば、体がポカポカと温まる。
★豆乳などを混ぜてもいい
米麹甘酒に粉末ココアを加えると、降圧だけでなく美容効果も期待できる。ココアに含まれる「カカオポリフェノール」には動脈硬化や血圧上昇を防ぐ効果があるが、美肌効果も高いので、肌の衰えも予防してくれる。また、ココアには自律神経を整える「カカオテオブロミン」という成分も含まれているので、リラックス効果も得られる。カップに粉末ココアを入れ、米麹甘酒を少しずつ注いで混ぜ合わせよう。
そして、健康飲料の代名詞的存在である豆乳も、米麹甘酒と組み合わせて飲むことで高い健康効果が得られる。