人は早く答えるよう急がされると、本心ではなく自分が良く思われるような答えを言ってしまう(米研究) (2/3ページ)

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・時間的制約を与えて回答させる実験

 このことを検証するために、プロツコ氏らは、被験者に「はい」か「いいえ」で答えられるシンプルな10の質問をしてみた。たとえば「思い通りに行かないと腹が立つ」や「相手が誰でも、大抵は聞き手だ」といった質問だ。

 このとき回答者は、11秒以内に答えるよう指示されたグループ、11秒以上時間をかけて答えるよう指示されたグループ、そのような時間的な条件が一切ないグループにわけられていた。

 その結果、早く答えるように指示されたグループでは、社会的に望ましいとされる回答——いわば良い人な回答をする傾向があることが明らかになった。


・良く思われる回答をした人の自己イメージを検証

 次の実験では、パッと答えたときに良い人な回答になりがちなのは、本当の自分は善良な人間なのだという自己イメージが原因である可能性が検証された。こうした偏りのことを「善良な真の自己バイアス(good true self bias)」という。

 こちらの実験では、被験者にはやはりさまざまな時間的条件の中で質問に答えてもらう。それに加えて、ある社会的な状況を評価してもらい、その人が持つ善良な真の自己バイアスの程度をも判定してみた。

 このテストで善良な真の自己バイアスが低いと評価された人たちは、良い人という自己イメージが強くないので、タイムプレッシャーがあっても良い人な回答にはなりにくいはずだ。
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