自分を正しく評価できず人を騙していると思い込んでしまう「インポスター症候群」その緩和に必要なのは親しい人以外の感情的なサポート(米研究) (3/4ページ)

カラパイア



mask2
image credit:Pixabay

・アームストロングでさえ自身を詐欺師のように感じていた!?

 著名な英国人作家のニール・ゲイマン氏は、自身のある出来事について語っている。

数年前、光栄にもすごい人たちの集まりに招待されたことがあったんだ。アーティスト、科学者、作家、何かの発見者なんかが出席していた。ふと、こんなすごい業績のある人たちの中で、自分はなんて場違いなんだって思いがした。

 そのように居心地の悪い思いをしていたところ、ゲイマン氏はある男性にこう話しかけられた。

ここにいる人たちときたらどうだい、俺はここで一体何をやっているんだ?みんな、すごい実績がある。俺なんか送られたところに行ってきただけだよ。

 ゲイマン氏はこう答えたという。

何をおっしゃっているんです!あなたは人類で初めて月に行った人じゃないですか!

 そして、彼は少し気分が楽になったそうだ。ニール・アームストロング氏でさえ詐欺師のように感じていたのだ。ほかの参加者もきっと同じに違いない、と。
「自分を正しく評価できず人を騙していると思い込んでしまう「インポスター症候群」その緩和に必要なのは親しい人以外の感情的なサポート(米研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る