巨人、原監督が周囲から「変わった」と言われているワケ “怒っても喜ぶ”若手に感化された? (1/2ページ)

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巨人、原監督が周囲から「変わった」と言われているワケ “怒っても喜ぶ”若手に感化された?

 「ねえ、原監督って、どうなの?」

 クライマックスシリーズ(CS)を終え、セ・パ両リーグの日本シリーズ進出チームも決定した。そのCSの最中、パ・リーグを取材していたら、複数の球団スタッフに巨人・原辰徳監督(61)について質問を受けた。特定の担当球団を持たず、全球団をフォローするスポーツメディアの遊軍記者も“逆取材”があったそうだ。

 対戦する巨人の情報を集めるためかと思ったが、そうではなかった。「原監督が変わった」というのだ。

 「原監督は3度目の指揮、過去12年の采配を見ているので、普段、対戦のないパ・リーグでもどんな監督なのかは分かっているつもり。今季の原監督は明らかに今までとは違う」

 これは、CSファイナルシリーズで敗れた埼玉西武のスタッフがこぼしていたセリフ。シリーズで対戦する福岡ソフトバンクも同様の感想を抱いているようだ。

 「ピリピリしたものがなくなったというか…。我々の知っている原監督は、チームの好不調で雰囲気が明らかに違っていました。負けが込んでいるときはイライラしていて、連勝中はすこぶる上機嫌で。善くも悪くも分かりやすい指揮官でした」(パ・リーグ関係者)

 3度目の指揮、2015年の退任から3季が経過しているので、選手も入れ代わっている。昨秋キャンプ、春季キャンプ中の私見を言わせてもらえば、選手に話し掛ける場面が多くなったように映った。前政権にはいなかった新しい選手たち、特に若手を知りたいと思ったのだろう。

 「20代の選手たちがそうですが、原監督のご子息よりも年下です。また、原監督は彼らの父親よりも年上なんですね。そういう世代と話をして、今までのやり方、第二期政権と同じことをやっていたら勝てないと悟ったようです」(チーム関係者)

 どの球団の監督もそうだが、「褒める、叱る、諭す」といった方法で選手を育てていく。怒って伸びる選手もいれば、その反対もいる。それを見極めるのも大切だが、原監督は20代の新しい選手と接し、これまでと違う感想を持ったという。「褒めても、叱っても、同じ反応が返ってくる」と。父親よりも年上、かといって、祖父母よりは若い。そういう年齢の“上司”に叱られても、喜んでいたという。

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