世界トップクラスの自転車競技選手が自身の脚の写真を公開。人体解剖図のような象徴的なふくらはぎに隠された真実 (5/6ページ)
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・転んでも起き上がることができれば、敗者ではない
実力ある自転車競技選手として過去に名声を手にしていただけに、ブライコヴィッチさんの薬物反応によるレース出場停止事件は、当時世間から多くの批判が寄せられる結果となったようだ。
しかし、ブライコヴィッチさんはレースに出場できなかった期間に、自転車競技が自分にとってかけがえのないものだと気付いたことや、再びレースをする決意を持っていることなどをブログに綴った。
自身の行動や感情を赤裸々に告白したブログの中で、ブライコヴィッチさんはこのようにも話している。
他人が、私の人生のことや生き方をとやかく言っても気にしていないし、否定的なコメントにも腹は立ちません。
完璧な人など存在しません。
転んでも、起き上がることができれば、敗者ではないのです。
これが、私がレースを続けていきたい理由です。レースは私自身であり、切っても切れない関係です。
いつか将来、レースを辞める日が来るでしょうが、今はまだその時ではないと思っています。
インスタグラムに投稿された衝撃的な脚の写真と短いメッセージは、全身全霊でレースに挑んだ彼の思いが十分に伝わった1枚といえるだろう。